全  農
 1〜3月期の配合飼料供給価格
   平均トン約1500円の値上げへ
 コーン、大豆粕価格上昇などで
   
   全農は22日、平成30年1〜3月期の配合飼料供給価格について、飼料情勢・外国為替情勢等を踏まえ、平成29年10〜12月期に対し、全国全畜種総平均トンあたり約1500円値上げすると発表した。
  シカゴ定期は下落するものの、為替の円安などによってトウモロコシ・大豆粕が値上がりすることから、平成30年1〜3月期の配合飼料価格は前期に比べ値上げとなる。なお、改定額は、地域 ・畜種 ・銘柄 に異なる。
飼料情勢は以下のとおり
飼料穀物
トウモロコシのシカゴ定期は、9月には360セント台で推移していたが、11月9日発表の米国農務省需給見 しで、単収が市場予想を上回ったことなどから軟調な展開となり、現在は350セント前後となっている。一方、輸出需要が南米産から米国産にシフトし相場が値上がりすることを見越して農家が売り控えしていることから、内陸産地からの集荷コストは上昇している。今後は、生育期に入る南米産地の天候が注目されるが、乾燥による作柄悪化が懸念されており、相場は底堅く推移するものと見込まれる。
大豆粕
大豆粕のシカゴ定期は、9月には330ドル台であったが、中国向けの大豆輸出需要が旺盛なこと、10月12日発表の米国農務省需給見通しで、米国産大豆の期末在庫率が下方修正されたことなどから堅調な展開となった。その後、11月に入り乾燥による南米産大豆の作柄悪化懸念が高まったことなどにより、現在は360ドル前後となっている。国内大豆粕価格は、シカゴ定期の上昇や為替の円安の影響などで値上がりが見込まれる。
海上運賃
  米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は、8月にはトン当たり40ドル台前半で推移していたが、北米産新穀の輸送需要が本格化したことや原油相場の上昇などから値上がりし、現在は45ドル前後で推移している。今後は、輸送需要が引き続き旺盛であると予想されることなどから、海上運賃は堅調に推移するものと見込まれる。
外国為替
  9月上旬には109円前後であったが、米国の良好な経済指標を背景に利上げ観測が高まったことなどから円安が進み、10月下旬には一時、114円台をつけた。その後、米国の経済政策に対する先行き不透明感が高まり、現在は113円前後となっている。今後は、長期的には米国の利上げにより緩やかに円安が進むと予想されるが、当面は現行水準での相場展開が見込まれる。
 


 日本マーガリン工業会