日本養魚飼料協会
 11月分「養魚飼料」生産を発表  
  4万2370トン前年比3.5%減少
 主要鯛、鰤類用が前年下回る

     
   日本養魚飼料協会は週明けの12月18日に、今年度(平成29年度)8回目の報告となる2017年11月分の魚種 養魚飼料生産 を発表した。
 それによる本年11月分の養魚飼料生産量は、各魚種合計が4万2370トンで、前年同月の4万3903トンに比べ、数量で1533トン、比率で3・5%の減少となった。
 主要魚種で飼料生産が多い鯛用が3カ月振りに前年減に、鰤類用も前年実績を下回った。前年実績を上回ったのは、「鱒用」と「その他」のみで、鯉用、鮎用、鰻用、鯵用、銀鮭用、エビ用は前年実績を下回っている。
 2017年に入っての飼料生産は、1月は7・1%の大幅な減少、2月も4・1%の減少と、2カ月連続での前年割れとなった。3月は比率で6・0%の増加と3カ月振りに前年実績を上回っていた。
 新年度の4月は8・2%の大幅な減少でのスタートとなった。5月は0・3%の微増となったが、6月は1カ月で再び1・1%の微減、7月も5・6%の減少、8月も0・7%の微減と3カ月連続で前年実績を下回った。
 9月は4カ月振りに前年を9・7%と大幅増加に転じ、前10月は3・5%の増加と2カ月連続での前年増となっていたが、当月は3カ月振りに前年実績を下回った。
 主原料である魚粉(フィシュミール)の前半の輸入価格が安定していた事もあって、10月までの輸入累計は14万6780トンと前年同期を13・6%上回って推移している事から、養魚飼料の生産 も順調に推移するものと見られる。
 ただ、11月末から始まったペルーのアンチョビー(カタクチ・イワシ)漁が試験操業の内容が悪く、中断しており、魚粉相場が急騰している。これにより来年からの飼料生産への影響が懸念されるところである。
 2017年11月単月及び4〜11月累計の魚種 生産 は次の り(カッコ内は前年度実績)。

鱒用 988トン(698トン)対前年同月比141・5%、4〜11月累計7855トン(7405トン)対前年同期比106・1%
鯉用 224トン(240トン)同93・3%、同5560トン(5912トン)同94・0%
鮎用 147トン(219トン)同67・1%、同5182トン(5102トン)同101・6%
鯛用 1万2697トン(1万4191トン)同89・5%、同10万47トン(10万5304トン)同95・0%
鰤類用 2万 1780トン(2万2938トン)同95・0%、同15万7770トン(16万1703トン)同97・6%
鰻用 1691トン(1771トン)同95・5%、同2万2476トン(2万1262トン)同105・7%
鯵用 806トン(1034トン)同77・9%、同7623トン(7884トン)同96・7%
銀鮭用 1018トン(1043トン)同97・6%、同1万0333トン(8826トン)同117・1%
エビ用 92トン(104トン)同88・5%、同1295トン(1390トン)同93・2%
その他 2927トン(1665トン)同175・8%、同1万6764トン(1万1866トン)同141・3%
11月合計 4万2370トン(4万3903トン)同96・5%、1〜11月累計33万4905トン(33万6654トン)同99・5%
 



 USDA(米農務省)