専門商社筋
   日本漁業イワシ豊漁サンマ不漁
 魚粉生産量は2万5000トンに留まる
     
   専門商社筋はこのほど、国内の魚粉・魚油生産の環境について明らかにした。
 それによると2017年の北海道のマイワシのTAC(漁獲可能 )枠による漁獲 は12万1,820トンであった。
 このうち、魚粉(フィッシュミール)向けが10万トンで、残りは 詰、生鮮用に回った。魚粉向け10万トンのうち魚粉生産は2万5,000トンに留まった。
 国内の漁業ではマイワシは豊漁となったが、サンマは不漁だった。サンマのTAC枠は9万3,050トンであったが、実際には4万7,000トンの漁獲で終了した。この数量は急減した昨年のサンマ漁獲 に比べても半減している。
 サンマ漁獲急減の背景には、台湾、中国との漁業方法の違いがある。「日本やロシアはサンマを待ち受けて漁獲する漁法であるが、台湾や中国は、公海上でサンマが南下する前に捕獲する方法を取っており、日本が漁獲する前に、台湾、中国が漁獲してしまう」(魚粉の買付責任者)としている。
 因に中国と台湾は、2016年の漁獲実績でサンマを両国で20万トン漁獲している。この数量は同年の日本の漁獲の2倍に達する数量である。
 EEZ(排他的経済水域)内で小型船を使い操業する日本と違い、中国、台湾は公海に大型船を浮かべて先取りすると言われている。
 来年のTAC枠は12万トンからのスタートとなる。
 他にも温暖化を要因にイカの水揚げが激減しており、塩辛やイカ飯用のイカが高騰している。
 



 日加菜種協議