日 使 頭 祭

油祖離宮八幡で恒例の「日使頭祭」
楳田会長ら業界代表が参拝
震災復興と油脂業界の繁栄を祈願






 京都・乙訓郡大山崎町の離宮八幡宮で4月7日、恒例の「日使頭祭(ひのとさい)」が行われた。業界を代表して油祖離宮8幡宮崇敬会(会長・木村治愛マルキチ会長)が同日、団体三拝。メーカー、販売業者、関連団体の代表者ら油脂業界から総勢90人を超える関係者、さらには地元関係者が多数出席し、一年が経過した東日本大震災からの復興とともに、油業界のさらなる繁栄を祈願した。
 当日は午前11時開会。献灯の儀、湯立ての神事、祝詞奏上など伝統の神事を執り行い、日使頭(ひのがしら)である日本植物油協会の楳田純和会長(Jーオイルミルズ社長)をはじめとする油脂業界関係各社の代表者らが東日本大震災からのいち早い復興と業界の繁栄を祈るとともに、油祖離宮8幡宮の津田定明宮司が復興祈願の祝詞をあげた。
 神事の後、日使頭(ひのがしら)を務めた日本植物油協会の楳田会長は「一年前は言うまでもなく東日本大震災、原発事故直後の日使頭祭だった。日本がこれからどうなっていくのか、混沌とした中での開催だったことが、つい昨日のような気がする。あれから一年が経過し、復興の足取りも少しは大きくなってきたかに思うが、被災した方々はまだ苦しい状況にあり、原発事故のその後も混迷の度を増している。こうした中での本日の日使頭祭、離宮8幡宮のご加護があらんとお祈りを申し上げた。今年もまずは震災で被災された方々、原発事故の影響で苦しんでいる方々が一日も早く幸せを取り戻せるようにお祈りした。加えて、われわれの製油業界がますます発展するよう、玉ぐしを奉げた」とあいさつした。
 さらに、楳田会長は「神事の後に値段がどうしたなどという話しをするのはいかがなものかと思うが、(業界は)いつもながら逆風にさらされている気がしてならない。ゴルフでは風の強い日もあるが、18ホールの間にはフォローの風もあり、アゲインストもある。製油業界はどこに行ってもアゲインストの風が強い。毎年、課題は多いが、逆風の中で今年は四つも五つもいろいろと課題を挙げることができる。しかしながら、植物油協会にお集まりいただいている各社は心を一つにして、製油業界、さらには油を扱っていただいている皆さまがますます繁栄するよう、がんばっていきたいと思う。桜も各地で満開となっている。業界にも早く暖かい春が訪れることを期待したい」と述べた。
 正午からは社務所に場所を移し、「直会(なおらい)」が開かれた。直会は、崇敬会の木村治愛会長の司会進行の下、はじめに、日本植物油協会会長会社を代表してJーオイルミルズの谷口克彦執行役員大阪支社長が「4月から大幅なコストアップが見込まれているが、油の価値を本当に知っている製販が1致協力していけば、この難局を乗り越えられるのではないか」などと力強くあいさつした。引き続き、全国油脂販売業者連合会の金田雅律会長(マスキチ社長)が「製販が手を携えてがんばっていこう」と呼びかけ、乾杯した。
 



日使頭祭‐2