味 の 素 (株)  2011-09

「わたしたちは何を食べていくのか」
食の文化シンポジウムを開催へ



    昭和産業(株)(東京都千代田区内神田・岡田茂社長)は先週9月8日、2010年度の取り組みをまとめた「CSRレポート2011」を発行した。
 同レポートでは、同社を取り巻く多様なステークホルダーの方々に対する社会的取り組みや環境面での取り組みなど、CSR(企業の社会的責任)推進に関する活動について報告している。
 レポートの表紙(写真参照)には、災害からの復興とCSRに込める絆をイメージして、ハートのクッキーで四つ葉のクローバーをデザインしている。このハートのクッキーは昭和産業の小麦粉を使用し、手作りしたものを撮影したとしている。
 昭和産業では2001年発行の「環境報告書」から、毎年継続的にレポートを発行しており、2006年度以降は「社会・環境レポート」に名称を変更し、「お客様」「地域社会」「株主・投資家」「社員」など多様なステークホルダーの皆様に対する社会的取り組みや環境面での取り組みなど、CSR推進に関する活動について報告している。2009年度からは同社の「CSR行動規範」に沿った報告として「CSRレポート」に名称を変更して発行している。  編集にあたっては、昭和産業グループの企業理念である「人々の健康で豊かな食生活に貢献する」ことを基本に、「食」を中心とした様々な場面における当社の活動について、幅広く、わかりやすくステークホルダーの皆様に伝える事に努めた。
 また、より多くの方に情報開示するために、当レポートの内容は、過去のレポートと共にホームページ上にも掲載している。
 URL=http://www.showa-sangyo.co.jp
 今回のCSRレポート2011の中でトップメッセージとして岡田茂社長がコメントを寄せている。
メッセージの要旨は次の通り。
一、 東日本大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、少しでも早く被災地の復興が進むことを願っております。
私が震災を通して実感したのは、当社が「食」を供給する会社であり、ライフラインを担っていることへの「責任」です。震災により物流網が麻痺したことや、不安心理により急激に需要が増えたことで、首都圏においても食品を含めた生活必需品の一部が品切れとなるのを目の当たりにした。
一、 当グループは、多くの加工食品の原料となる小麦粉、植物油、糖化製品などの幅広い食品素材や飼料などを提供しており、供給が出来なくなった場合の影響も広範囲にわたります。「食」をお届けする企業として、あらゆる事態を想定して、供給責任を果たせるように対策を行わなければならないと、再認識しました。
一、 当社の生産拠点では、茨城県の鹿島工場、千葉県の船橋工場が被災した。特に鹿島臨海工業地帯では、多くの工場が長期間の生産停止を余儀なくされる大きな被害を受けましたが、当社鹿島工場は、三月末にはほぼ通常操業まで復旧することが出来ました。これは、一日でも早い「食」の供給再開に向けて社員が団結したことに加え、震災以前から耐震補給や様々な災害対策を行ってきたことの成果だと思います。今後も、さらなるリスク対策の強化に取り組むことで食」の供給責任を果たしていきます。