味の素 2011-07-13

味の素が欧州の食品事業体制再編
現地密着型営業で伸長を加速

    味の素(東京都中央区、伊藤雅俊社長)は、これまでアミノ酸・インダストリアル事業が主であった欧州における食品事業強化に向け、事業体制を再編する。と13日、発表した。
 再編の内容:
 ①欧州味の素食品(フランス、以下AFE)による欧州味の素コンシューマ
  ープロダクツ社(フランス、以下ACPE)の吸収合併
 ②AFEロンドン支店の設立
 ③AFEによるポーランド味の素社(ポーランド、以下APO)の子会社化
  ――。同社では、欧州アフリカ地域のアミノ酸等も含めた全事業の売上
  高885億円(2011年3月期)を今後3年間で1,000億円強とすること
  を目指す。
 同社は、11/13年中期経営計画において、確かなグローバルカンパニーとなるため、海外食品事業の強化・伸長を基本方針として掲げている。今回の再編は、食のグローバル化、健康意識の高まりとともに、中華・和食などのアジア系エスニック外食市場が伸長している欧州において、コンシューマー食品事業を強化するための施策。
 これまで、欧州での食品事業はAFEが主にインダストリアル(加工用)を、ACPEが西欧のコンシューマー事業(外食用、家庭用)を、APOがポーランドにおけるコンシューマー事業(即席麺製造販売)を行ってきた。
 今回の再編では、AFEがインダストリアル事業とコンシューマー事業を一括して事業運営を行う。現地向け商品の開発部署をAFEに新設して開発体制を強化。また、欧州の中華エスニック最大市場である英国にAFEのロンドン支店を設立し、販売体制の強化を図る。APOはAFEの子会社として、東欧市場でのコンシューマー事業および西欧市場向け粉末混合系調味料と即席麺の供給基地の役割を担う。 これによって、より機動的な意思決定と効率的な事業運営を実現し、顧客ニーズに対応したきめ細やかな「現地密着型営業」によって、成長する中華・和食を はじめとするアジア系エスニック外食市場への取り組みを強化し、欧州における食品事業の伸長を加速させる。将来的には、イスタンブール味の素食品販売社などとの連携で東欧、トルコ、中央アジアの市場開拓も推進する方針。