日清オイリオグループ 2011-6-4
 


台湾で高齢介護食品市場に参入
日清多楽蜜(トロミ)UP新発売




 
 
台湾で新発売された 「日清多楽蜜(トロミ)UP」
     
   日清オイリオグループは(東京都中央区、大込一男社長)は6月4日、台湾の医薬品メーカー順華藥品工業股 有限公司(じゅんかやくひんこうぎょうこふんゆうげんこうし、以下、順華藥品工業)との共同開発で、同国において「日清多楽蜜(トロミ)UP」を新発売した。
 同社は、飲み込みが難しい人に食品にトロミをつけることができるトロミ調整食品「トロミアップ」を一九九一年に発売し、以来、日本国内のトロミ調整食品のパイオニアとして市場をリード。昨年七月には、韓国においてもトロミ調整食品の販売を開始している。
 「食べ物や飲み物を飲み込む能力」は、加齢に伴う舌やのどなどの筋力の低下、認知症などの影響によって次第に弱まってくる。飲み込みが難しくなると飲食物が誤って気管に入り、肺炎や窒息の原因となる。また、「食べる楽しみ」がなくなると、食欲低下に伴う「脱水症状」や「低栄養状態」を引き起こし、「体力の低下」などにもつながる。
 台湾の六五歳以上の高齢者は、約248万人(2011年一月)と言われており、総人口の10・7%を占める。今後、日本を越えるスピードで高齢化し、高齢者の占める割合は2040年に30%、2051年には37%となると推察され、台湾におけるトロミ調整食品市場は拡大すると見込んでいる。
 あ順華藥品工業会長の張戴徳氏は「人を大切にし、人のカラダへの配慮や健康改善の配慮」を理念としており、日清オイリオの経営理念「おいしさ・健康・美」の追求と合致している。創業以来六五年間、医薬品の輸入に取り組み、長年にわたり日本の製薬メーカーと協力し輸入販売をしている。また、自社工場においても医薬品製造事業に取り組んでおり、台湾内の医療関係者から高い信頼と評価を得ている。日清オイリオグループでは順華藥品工業をパートナーに、台湾高齢介護食品の充実を目指し、高齢化社会のニーズに応えていく。
 商品特長は次のとおり。 「日清多楽蜜UP」は、飲み物や食べ物を飲み込みやすくすることで、水分・栄養の補給をスムーズする。
 ①無色透明、無味無臭。素材の味や香りを損なわない
 ②お茶、水の場合、約30秒でトロミがつく
 ③素早く溶けてダマになりにくい
 ④時間が経っても安定したトロミが維持できる
 ⑤牛乳や濃厚流動食などのタンパク質の多い食品へもトロミがつきやすいーー。
内容量は 3g×25本、容器アルミスティック、化粧箱。希望小売価格450台湾ドル/箱(税込)=約1,270円 (6月現在)。発売地域は台湾全域、販売は順華藥品工業。販売チャネルは病院、病院売店、高齢者施設、薬局など。
なお、同社では6月4〜5日、台湾栄養学会でセミナー開催およびブース出展を行った。セミナーでは、四日に同社中央研究所所長で農学博士の青山敏明氏が「高齢者の低栄養」をテーマに、また、五日には県立広島大学人間文化学部健康科学科教授の栢下淳が「高齢者の嚥下障害」ーーをテーマにそれぞれ講演を行った。