日使頭祭(ひのとさい) 2011-4-6

「エゴマ油復活プロジェクト」紹介
離宮八幡の大山崎町で今年も実施

 
 
 プロジェクトを紹介する木村会長
     
   京都・油祖離宮八幡宮で9日、恒例の「日使頭祭(ひのとさい)」が行われ、業界を代表して油祖離宮八幡宮崇敬会(会長・木村治愛マルキチ会長)が団体参拝した。
 当日は、東日本大震災で亡くなった方々に哀悼の意を表するとともに、被災者、被災地のいち早い復旧、復興を心から祈願。伝統の神事の後、油祖離宮八幡宮崇敬会の木村治愛会長が大山崎町の有志らで取り組んでいる「エゴマ油復活プロジェクト」について紹介した。
 同プロジェクトは、油祖離宮八幡宮創建1150年を契機に結成されたもの。
 エゴマ油は、平安時代末に大山崎の離宮八幡宮で灯明用に搾られたのが始まりといわれる。室町時代には全国一の生産 を誇り、「山崎」という地名が油の代名詞ともなっていた。一方で、江戸時代以降は、より搾油率の高い菜種油へと主役の座を奪われ、「山崎の油」は衰退していった。「エゴマ油復活プロジェクト」は、大山崎町の中世の繁栄と先達の業績をいま一度掘り起こし、参加者が新たな視点で同地を見ることができればとの思いからスタートした。
 平成21年度のプロジェクトには小学1年生から74歳の最年長者まで約41人が参加。5月~12月の期間、エゴマ栽培では種まきから収穫、脱穀、搾油までを実施した。
 10月末に収穫した実を脱穀、11月8日、オリジナルの搾油機で油を搾り、山崎の油が復活した。また、栽培だけでなく、エゴマの活用法を学ぶため、さまざまなワークショップを企画。関西油脂連合会の会員会社である京都の「山中油店」でエゴマの実を使った料理教室やエゴマ油を使った塗装体験などが行われた。
 同プロジェクトは今年度も継続して実施する。木村会長は「ぜひ、今年のエゴマ油復活プロジェクトにも注目してほしい」と話している。